京王電鉄、新宿再開発に3000億円 高層ビルや商業施設

京王電鉄は2日、東京・新宿駅周辺で進める再開発の総事業費が3000億円程度になりそうだと発表した。
高さ225メートルの高層ビルを2028年度に開業するほか、「京王百貨店新宿店」を建て替え、高さ110メートルの商業施設を
40年代までに建設する。同駅構内も改良し、エリア一帯の回遊性を高める。

京王はJR東日本と共同で新宿駅の西南口地区の再開発工事を進める。このうち京王の開発担当分が約3000億円になる。
オフィスやホテルが入る複合ビルや商業施設の建設に加え、新宿駅の地下にある京王線のホームを延伸する。ホームを伸ばした
先に新たな改札を設けることで地下鉄丸ノ内線に乗り換えしやすくする。

新宿駅西口では、小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)も高さ約260メートルの高層ビルを29年度に竣工する。
東急不動産と連携し、商業施設やオフィスを誘致する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC027WC0S3A800C2000000/