バービー問題、責めても仕方ない?町山智浩さんが語る「教訓」 [357222248]
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キノコ雲のようなヘアスタイルや、原爆が爆発したかのような炎の中でポーズをとるバービー。米国で人気の映画「バービー」の公式X(ツイッター)が、これらのミーム(ネタ画像)に好意的に反応したことから、日本で反発を招いた。この現象をどうとらえればいいのか。米国在住の映画評論家、町山智浩さんに聞いた。【國枝すみれ】
無関係な二つの映画
着せ替え人形バービーの映画「バービー」と、原爆を開発した物理学者の半生を描いた映画「オッペンハイマー」。この二つを融合したミームが問題となった。
町山さんは「二つの映画は、(米国での)公開日がぶつかっただけで、全く関係ない。そもそもミームを作った人は、映画を見ていないか、見ても全く興味のない人でしょう」と解説する。
町山さんによると、「オッペンハイマー」は原爆を批判する内容という。一方、「バービー」は「チャラけた映画」ではないという。
「見ていない人によって作られた、映画とはほとんど無関係なミームのために、映画がネガティブキャンペーンを受ける。それだけでなく、本来のテーマからそれた形で印象づけられてしまった」
それでも、作品の公式アカウントがハートマーク(いいね)をつけたのはやりすぎでは?
町山さんはこう考える。
「日本でもそうだが、映画配給会社の公式ツイッターといっても、…
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