「脱北者のゴッドファーザー」の裏の顔、青少年8人にわいせつ行為 /ソウル(朝鮮日報日本語版)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2d2a1203b1f428a6a95e5cfc342158880b278c3

ソウル市冠岳区で脱北青少年のための学校を数十年間運営してきた牧師がわいせつ行為に及んだとして警察に告訴された。警察は7月に被害届を受け、最近問題の牧師を出国禁止とした。A牧師は過去に北朝鮮住民1000人余りの脱北を積極的に支援し、韓国に定着させる活動を続け、「脱北者のゴッドファーザー」と呼ばれた人物だ。

【写真】慰安婦被害者たちのために製作された強制わいせつ犯・林玉相被告の作品「大地の目」

警察などによると、牧師A氏(60代)は今年2月、一人で寮で寝ていたBさん(17)に近づき、体を触るなどのわいせつ行為をした疑い。Bさんが母親に相談すると、A氏は過ちを認めながらも「Bさんの学業と未来のためにどんなことでも最後まで支援する」「許してほしい」といった内容の携帯メールを送り、もみ消しを図るような態度を見せたという。

また、A氏は2019年11月ごろ、腹痛のため寝ていたCさん(当時13)の上着の中に手を入れてお腹をなでたという。警察の調べによれば、少なくとも8人がA氏からわいせつ行為で被害を受け、犯行は5年以上続いていたという。警察は被害者が身寄りのない未成年の脱北者であることに目を付け、A氏が犯行に及んだとみている。ボランティアが最近、A氏のわいせつ行為を目撃し、被害者を支援し、A氏を告訴したという。

警察は先月末、学校を捜索し、監視カメラ映像などを確保し、被害者から事情を聴いている。

キム・スギョン記者