https://news.yahoo.co.jp/articles/3b4b974f325b823863041158ed6fff79368dc1c5

エアコンから突然出火… 夏は注意 内部洗浄、水の入ったペットボトルも思わぬ火事の原因に

厳しい暑さでエアコンは欠かすことができませんが、このエアコンが火災の原因になることもあるんです。エアコンから突然出火…こうした火事はなぜ起きるのでしょうか。
エアコンの室外機から激しく噴き出す炎。製品評価技術基盤機構・NITEが行った実験映像です。

連日厳しい暑さが続き、生活に欠かすことのできないエアコンですが、NITEによると、エアコンを酷使する7月8月はエアコンの火災が1年で最も多くなる時期だと言います。

エアコン火災の原因にはどういったケースがあるのでしょうか。

一つ目は電源コードの継ぎ足しです。

NITE製品安全広報推進官 山崎卓矢さん
「エアコンは室外機と室内機がつながっています。その間の電源コードが、長さ調整のために切断されて途中でねじり接続されていると、その部分が異常発熱して発火するという事故が発生しています」

また、室外機の近くに水の入ったペットボトルを置いていると、思わぬ火事につながるケースも…

NITE製品安全広報推進官 山崎卓矢さん
「エアコン室外機の周囲に可燃物を置いていて、水が入ったペットボトルを近くに置いてしまうと『虫眼鏡効果』で日の光が一点に集中してしまって、それが可燃物にちょうど当たってしまうと、可燃物が燃えてしまうということも十分考えられます」

そして注意したいのが、エアコンの内部洗浄です。
エアコンの洗浄の際、洗浄液が内部にある電気部品に付着したまま使用してしまうと、ショートして火災につながるおそれがあると言います。

NITE製品安全広報推進官 山崎卓矢さん
「室内機については、洗浄剤をかけてはいけない電気部品にかけてしまうと、トラッキング現象というのが起きて意図せず電気が流れてしまって、そこがショートして異常発熱して発火するという事故も報告されています」

NITEによると、このようなエアコンや扇風機による事故は過去5年間に全国で409件報告されていて、そのほとんどが火災になっているということです。

NITEでは『変な音がしないか』『焦げ臭いにおいがしないか』異常がないことを確認しながら、安全にエアコンを利用してほしいとしています。