場面は、(元)婚約者のフレイに一方的に婚約解消を告げられたサイが、フレイを問いただそうとし逃げられたところから始まる。
逃げた先にキラが現れたのを見たフレイは、キラに駆け寄り、キラを盾にするように抱きついた。睨むようなサイの視線に、キラは困惑する。
二人の婚約関係を知りつつ、昨晩の件があるキラは気まずそうな表情でサイに「何?」と問う。
対してサイが「キラには関係ないよ」と返し、キラも話を終えようと表情を変える。

しかし、そこでフレイが「関係なくないわよ」と声を荒げる。

意味がわからず混乱するキラとサイをよそに、フレイは、自分がキラと夜を共にしたことを明かし、衝撃が走る。

苦虫を噛み潰したような顔をするキラ。
フレイの嘘だろうと思うサイだが、そんなサイの表情を見たキラの驚きと申し訳なさそうな表情に、嘘ではなかったのだと確信し「どういうことだよ」とフレイを問いただした。
だがフレイは「サイには関係ない」と、先のサイと同じ言葉で突っぱね黙り込む。キラはフレイに複雑な視線を向けた後、サイに「嫌がるフレイを追いかけているようにしか見えない」と話を打ち切り、フレイを伴って場を離れるよう背を向けた。
サイは激昂し、て二人を追いかけキラの背中から掴みかかろうとする。

そうして、冒頭の発言につながるのである。
この際キラは、怒りつつも涙を流している。