>>87
ちがうじゃん

ラットパーク(ネズミの楽園)実験

仲間と交流できるのびのびとした環境に置かれた「楽園ネズミ」と一匹ずつ檻の中に孤立させられた「植民地ネズミ」の双方に甘くしたモルヒネ水を与えたところ、植民地ネズミの多くが、大量のモルヒネ水を摂取。苦いまずいモルヒネ水にしても植民地ネズミはそれを求め続けました。一方楽園ネズミの多くは、仲間との交流を優先、飲んでも植民地ネズミの20分の1程度の少量。仲間同士の交流という楽しみがネズミを薬物依存にさせなかったのです。

この実験は、依存症の発症には、薬物の持つ依存性以上に孤立やストレスの影響が大きい可能性を示唆しています。

実験には続きがあります。モルヒネ漬けの植民地ネズミを 「楽園」に移したところ、楽園ネズミたちとじゃれ合い、交流 し、モルヒネ水ではなく普通の水を飲むようになりました。
このことは、排除され、孤立することのない環境の方が依存症から回復しやすい可能性を示しています。