政府は6日、2026年にも新しい様式のマイナンバーカードを導入する方針を決めた。搭載するICチップの暗号技術をより高度にして本人認証のなりすましやカードの偽造への対策を強める。プライバシーに配慮し住所や性別といった券面の記載情報の絞り込みを検討する。

6日に首相官邸でデジタル社会推進会議を開き、23年度版「デジタル社会の実現に向けた重点計画」案を決定した。カードの機能拡充や安全性向上に向けた施策を盛り込んだ。

岸田文雄首相は「国民が安心してデジタル社会のメリットを享受できるよう重点計画の施策を着実に実行してほしい」と河野太郎デジタル相ら関係閣僚に指示を出した。

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