北海道・釧路赤十字病院に勤務していた看護師・村山譲さん(当時36歳)が自殺したのは、

医師らのパワハラや病院の安全配慮義務違反が原因だったとして、

村山さんの両親が7日、日本赤十字社に対し約6900万円の損害賠償を求めて提訴しました。

両親や弁護団によりますと、亡くなった村山さんは2013年4月から働き始め、

医師や同僚から無視や罵声などパワハラが繰り返されたためストレスからミスが続き、うつ病を発症。

その年の9月、遺書を残し実家の車庫で自殺しているのが見つかりました。

遺書には医師から「お前はオペ室のお荷物だな」と言われたことや、

「成長のない人間が給料をもらうわけにはいきません。本当に申し訳ありません。」と書かれていたということです。

両親らは長時間労働もあったとした上で、病院側が業務の心理的負荷により健康が侵害されないよう必要な配慮を欠いたため、

うつ病を発症したなどと主張しています。

両親の豊作さんと百合子さんは「これまでの病院側の対応に不満があり、裁判で真実を話して欲しい。息子の名誉を回復したい」と話しました。

一方の病院側は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

https://www.stv.jp/news/stvnews/bl7cvs0000000w4z.html