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「ノーマスクは異常」の色眼鏡あった…マスク拒否男、控訴審で裁判官批判
1審では証言台をアクリル板で囲むなどの新型コロナウイルスの感染対策が講じられたが、この日はなかった。
奥野被告はノーマスクだったものの、裁判官や検察官、弁護人はマスクを着用した。
昨年12月の地裁判決は懲役2年、執行猶予4年を言い渡したが、奥野被告は、検察側証人がマスクを着用していたことを指摘し、
「主要なコミュニケーション要素である表情が隠されている中で、どうやって証人尋問がまともに執り行えるのか。覆面裁判だ」と批判。
「感染対策をしないのは異常であるとの裁判官の色眼鏡が誤判と冤罪を生んだ」と主張した。
地裁判決によると、令和2年9月、釧路発関西国際空港行きの機内でマスク着用を求められたが拒否。
大声を出して客室乗務員に暴行し、新潟空港に緊急着陸させた。
また、千葉県館山市の飲食店でもマスク着用を拒み、店の業務を妨害するなどした。
https://www.sankei.com/article/20230807-SI5P7FIFEBILFASNCKOLLMYITA/