7月に栃木県さくら市議9人で岩手県に視察研修に行った際、高瀬一徳副議長(55)が、外部の女性を盛岡市が用意した送迎バスに同乗させていたことが10日、判明した。飲食店で知り合った女性とみられ、市議会で批判の声が上がっている。

 市議会事務局によると、視察研修は高瀬氏が委員長を務める市議会広報委員会が「議会だより」編集などに関する調査の名目で、7月3、4日に岩手県金ケ崎町と盛岡市を視察した。

 2日目の午後に盛岡市役所での研修後、盛岡市が用意したバスでJR盛岡駅へ移動する際に、高瀬氏の知人女性が同乗していたという。女性は前夜に高瀬氏が別の市議と出掛けた盛岡市内の接待を伴う飲食店の従業員とみられるという。

 この問題は7月19日と今月9日に非公開であった議員協議会で取り上げられ、高瀬氏は事実関係を大筋で認め、謝罪した。出席した複数の市議から批判する意見が出たという。

 高瀬氏は取材に対し「説明は議会事務局に任せているので、お答えすることはできない」と話した。【池田一生】

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