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「中国は“時限爆弾”」 バイデン大統領が発言

アメリカのバイデン大統領は経済の減速が見られる中国について「時限爆弾」だと表現しました。

 バイデン大統領は10日、訪問先のアメリカ・ユタ州で開かれた政治資金集めのイベントで、中国は経済成長が鈍化し高い失業率や高齢化といった問題を抱えていると指摘しました。

 そのうえで「中国は時限爆弾だ」、「悪い人々が問題を抱えると悪いことをする、これは良くないことだ」と述べました。

 一方で、中国に害を与えることは望んでおらず、理性的な関係を望んでいるとも述べました。

 バイデン大統領は6月にも習近平国家主席を「独裁者」と表現し、中国側の反発を招いたことがあります。

 バイデン政権は9日に、半導体やAI(人工知能)などの分野で中国への新たな投資規制を打ち出したばかりで、今回の発言は米中の歩み寄りに水を差すことになりそうです。