北米からシカの狂牛病=狂鹿病が、世界に広がる......
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/post-96024.php
<シカの狂牛病=狂鹿病が、アメリカ25州で感染が確認され、カナダ、欧州、韓国に感染が広がっている......>

シカ慢性消耗病(CWD:狂鹿病やゾンビ鹿病とも呼ばれることがある)は、シカ、ヘラジカ、トナカイ、ニホンジカなど、シカ科動物が罹患する伝達性海綿状脳症(TSE)である。いわゆる「狂牛病」として知られるウシ海綿状脳症(BSE)と同様に、感染性を持つ異常プリオンタンパク質が神経組織などに蓄積し、数ヶ月から数年にわたる潜伏期間を経て、やせ衰え、よだれを垂らすといった症状があらわれ、やがて死ぬ。