《ブラジル》持続勃起症起こすブラジル原産のクモ混入でオーストラリアのスーパーが閉鎖(ブラジル日報)
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オーストリアのスーパーマーケットで8日、ブラジル原産の猛毒クモが見つかり、店舗を閉鎖する騒ぎが起こった。この種のクモに噛まれると、男性陰茎が勃起状態のまま通常時に戻らない「持続勃起症」などの健康被害を引き起こす可能性があるとされている。11日付のオ・テンポ・サイトが報じている。

この騒動は、店長が商品の陰に潜んだ、黒と赤の巨大なクモを発見したことから始まった。この体長約10センチのクモを見て恐怖で震え上がり、すぐに消防に通報した。

分析した結果、このクモは非常に毒性の高いシボグモ科、またはクロドクシボグモ科に属する種類の可能性があるとことがわかった。消防署によると、ブラジル原産のこのクモは、バナナの房に隠れて入ってきた可能性があると見ている。

スーパーマーケット側は駆除業者を呼び、バナナの箱を封印する措置を取った。この事件を受けて、店舗の広報担当者は「現在、営業再開に向けて、包括的な清掃と消毒を進行中である」と説明した。

この種のクモは、地球上で最も危険な毒を持つクモの一つとしてギネスに認定され、低体温、かすみ目、けいれん、そして持続勃起症を引き起こす可能性があり、数時間で人間を死に至らすことさえもある。

この場合の勃起は激痛を伴うとのことだ。米国ジョージア医科大学のロムロ・レイテ博士はこの勃起について「副作用」と説明した上で、「我々は、この生物の研究が勃起不全の治療薬の開発につながることを期待している」としている。

オーストラリアで話題になっているが、これは立派なブラジルの生物資源。日本では「毒と薬は紙一重」というが、これが薬品化したら経済効果は大きい。ブラジルでこそ、そのような研究が進められるべきでは。