https://news.yahoo.co.jp/articles/f2eb67a91a9b8bbea03f56ed988459a7c7f9fc52
8/14(月) 19:08配信
KYT鹿児島読売テレビ

 鹿児島市が鹿児島港本港区の北ふ頭に建設を目指す新たなスタジアムについて話し合う協議会は13日、鹿児島ユナイテッドFCの試合が行われた白波スタジアムを視察しました。

 視察した委員からは「サッカーをする環境として必ずしもベストではない。専用のスタジアムは必要」という意見が出されました。

 白波スタジアムを視察したのは新たなスタジアムについて課題などを議論する鹿児島市の協議会のメンバー7人です。

(協議会 與儀幸朝会長)
「スタジアムの必要性という観点でみてほしい。県のグランドデザインとの365日賑わうとか整合性について意見をもらえれば」

 13日、試合が行われる前にユナイテッドのスタッフから白波スタジアムの現状について説明を受けました。

 Jリーグのスタジアム基準でゴールラインから2.5mの予備エリアは必ず天然芝もしくはハイブリッド芝であることが条件となっています。

(鹿児島ユナイテッドFC スタッフ)
「見てもらって分かるようにゴールラインから1mしか予備エリアがとれていない。天然芝があるといいがなかなか陸上競技場はそれがとれないのが現状」

(鹿児島ユナイテッドFC 徳重剛代表)
「陸上競技場の中に芝生があるのでそこでサッカーをしてるのが現状でなんとかあるもので耐えている。なぜか陸上競技場でするのが当然のようになってるので考えてもらえたら」

(協議会 與儀幸朝会長)
「サッカーをする選手の環境として必ずしもベストではないと委員から多く聞かれた。安全安心の部分で専用スタジアムは必要と多くの委員が感じた」

 県は鹿児島市に対し365日賑わうとするグランドデザインとの整合性や、離島航路や倉庫の移転の可能性についての考えなど北ふ頭で整備する場合の8つの課題を整理するよう求めています。

 協議会は整備の場所が北ふ頭が適切なのかなど今後、北ふ頭を視察して考えをまとめたいとしています。