>>206
まずこの戦争の根本的な認識が違う
ひとつはNATOは別に東方不拡大をロシアと約束はしていないという点
これはアメリカの公文書研究でメアリーサロッティ氏の研究が詳しい
2つ目は金のなくなったソ連(ロシア)が旧衛星国を金も出さずに自国側に留めておこうという発想に無理があること
つまりNATOが手を伸ばしたというより、貧乏なソ連より金のある欧米の方がどう考えても魅力的だったという当然の話でしかない
最後にロシアの主張するNATOの拡大がロシアの安全保障を脅かすという理由だが
そもそもお互いが核の相互確証破壊をしている国同士でウクライナの立ち位置なぞロシアの安全保障には何の影響も与えないからこれは安全保障の問題ではないということ

つまりこれは結局ロシアの経済減速に伴うプーチンの政治的な問題を解決するショーでしかない

あとこの戦争において欧米がドルを武器に使ったのは確かに失敗だしそれについては>>201で既に書いてる
ただ仮にロシアの行動を容認したとして結局ナチスがそうだったようにウクライナで止まる保障なんか何もないわけ
かといってロシアをスルーしたら欧米の覇権がまだ延命するのかと言ったらまったくそんなことはない
つまりこの戦争は第一次世界大戦がそうだったように起こった瞬間関係者は誰も得しないただの潰し合いでしかないんだよ
だから漁夫の利になるなんて当たり前でそれを欧米側に避ける手段なんかない