http://www.nec.co.jp/press/ja/9903/1702.html

「iモード」に対応した大画面の折りたたみ式携帯電話の発売について

NECはこのたび、「iモード」(注1)に対応した大画面の折りたたみ式携帯電話を製品化し、NTT移動通信網株式会社(NTTドコモ)向けに供給を開始いたしました。

 新製品は、NTTドコモから「デジタル・ムーバN501i HYPER」の名称で、本年3月24日から販売されます。(注2)

 また新製品は、折りたたみ式の採用により、「iモード」対応の携帯電話としては最大となる、10文字×10行の漢字表示が可能な大画面を備えており、電子メールの送受信・オンラインサービス・各種の機能設定などの操作が容易に行える高い操作性を有していることを最大の特徴としております。

その他の主な特長は以下の通りであります。

(1)マルチフォント機能の搭載
メール表示の際に、文字の大きさを2段階(12ドットまたは8ドット)で切り替えることのできる「マルチフォント機能」を搭載しており、1画面で最大195文字(8ドット表示時)の文字表示が可能である。また、画面表示は、1行ごとのスクロールに加えて1画面ごとのスクロールで行うことができる。
(2)ボイスサーチ機能の搭載
音声により電話帳や各種の機能、電子メール用の定型文などを呼び出すことのできる「ボイスサーチ機能」を搭載しており、スピーディな操作が可能である。
(3)豊富なメモリ機能
「iモード」専用に、送信メール/受信メールを各50件、メッセージリクエスト/メッセージフリー(注3)を各50件、ブックマークを15件、ホームページなどの画面メモを10件までそれぞれ記憶できる、豊富なメモリ機能を有している。
(4)充実した着信音作曲機能
全音符から16分音符まで、半音刻みに2オクターブを使用してオリジナル着 信音の作曲ができ、本体に3曲まで曲名をつけて登録することができる。また、曲のテンポを8段階で切り替えることもできるため、様々な曲を登録して利用できる。
(5)折りたたみ式の採用
NEC独自の「折りたたみ式」端末であり、通話時にはマイクが口元にほどよく届く大きさとなる本体は、各ボタンが大きく高い操作性を実現している。
また、本体を閉じれば携帯に便利なコンパクトサイズになることに加え、操作面を傷や誤動作からガードできる。
 近年、携帯電話市場は急速な拡大を続けており、1996年から3年連続で年間加入者が1千万台以上増加しております。また、平成11年2月には累計加入台数が4千万台を突破するなど、今後とも引き続き市場の拡大が見込まれております。
 このような中、NTTドコモが本年2月にサービスを開始した「iモード」は、音声通話のみならず、メールやモバイルバンキング、各種のチケット予約サービスなどが利用できる新たなサービスとして市場から大きな注目を集めており、これらの機能を容易に使いこなすことのできる端末の製品化が待たれておりました。

 NECではこうした市場環境に対応し、大画面を搭載し高い操作性を実現した、「iモード」利用に最適な新製品を発売したものであります。

 NECは新製品を、既に発売している「デジタル・ムーバN207シリーズ」とあわせて提供することで、多様化するユーザニーズに応えて参ります。