https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230816/2000076998.html


和歌山 田辺 消防が地元特産の梅干し常備で熱中症予防

全国有数の梅の産地、和歌山県田辺市の消防本部は地元の特産の梅干しを消防車両に常備して出動後や訓練の合間などに食べることで熱中症予防に取り組んでいます。

田辺市消防本部は、熱中症を予防しようと、地元特産の南高梅(なんこううめ)を使った梅干しを7つある消防署の消防車両に常備しています。
消防隊員は、防火服やボンベなどおよそ20キロの装備を身に着けて活動するため、特に夏の暑い時期は、熱中症対策が欠かせません。
梅干しには塩分やクエン酸が含まれ熱中症対策に効果があるとされ、この日は、強い日ざしが照りつける中、訓練で汗を流した隊員たちが梅干しを1粒ずつ口にして塩分などを補い、次の活動に備えていました。
梅干しを食べた隊員は、「夏の活動ではサウナぐらいの暑さを感じています。疲れたときに食べると力になるのがわかります」と話していました。
田辺消防署の松山貴之 主任は、「夏場の時期に長時間の活動が続くと疲労が蓄積してしまう。隊員たちはタイミングをみて梅干しを食べ、熱中症対策につなげています」と話していました。