>>336
長期的な継続積立てが資産を増やすのに有効なのは
右肩上がりが長期間続く時期。

これまでの十何年かは、
金融システム危機(いわゆるリーマンショック)の傷を癒すために
低金利誘導や資金供給量の増加が行なわれて来たので、
投機資金にとってはウハウハ気分で株価吊り上げが出来る時期だった。

残念ながら、そうした楽しいユーフォリアの10年には限界が来ている。
そろそろ、金利が復活する時代がやってこようとしている。
そして、市場にばらまいた大量の資金は少しずつ回収されつつある。

そうなると、
環境変化に対応できない企業や
自力で価値を産み出せない企業は残念なことになる。

こうした環境の変化の中で、
右肩上がりが長期継続する市場を大前提とした
あなた任せの継続的積立てってのは有効だろうか?

市場に資金が入ってくるときには値上がりし
(=値下がりしても不思議のないものが 買い支えられ)
一方、資金が抜けていくときには、
吊り上げられた分だけ大きく下がるのが
利益確定のために反対売買せざるを得ない投機資金の宿命。

あなた自身は、投機をやっている積りなんかヒトカケラもなくても
利益確定のためには
何時かは反対売買せざるを得ない点で 効果は投機資金と同じ。

これが、なるべく長期間にわたって市場に滞留してくれると
絶大な買い支え効果を発揮する。

老後資金づくりに長期積立て投資なんて大義名分は、
鴨ネギを大量集客ってこと。

投機資金主導で動く市場では、機敏に脱出できないと大火傷する。



純粋にインフレヘッジ目的(および円減価対策)での
ゴールドの長期積立てならば意味はあるかも知れんけどね。

まず最初に、
・インフレヘッジ(円減価対策を含む)なのか
・おまかせで楽して儲けようとしているのか
どっちなのか、目的を明確にしよう。