移植の機会を求めて、海外に渡る患者は一定数いる。厚生労働省の調査では、海外で移植を受けた後、国内の医療機関に通っている患者は3月末時点で543人に上る。

国際的には臓器の提供と移植は国内で完結することが原則とされる。ただ、米国では外国籍のドナーが一定数いることから、施設ごとに前年に実施した心臓移植件数の5%までは、国外から訪れた人への移植を認めている。