「中国恒大集団」トレンド1位 米国で破産申請にネット「債務総額48兆円…」「凄いことになってる」

 経営再建中の中国不動産大手の「中国恒大集団」が18日、X(旧ツイッター)でトレンド入り。午前9時過ぎにはトレンドトップとなった。

 中国恒大集団は17日、米ニューヨークの裁判所に外国企業の破産手続きを調整する連邦破産法15条の適用を申請。中国では不動産市況の悪化が新型コロナウイルス禍からの景気回復の障害となっており、市況不振の深刻さが改めて浮き彫りとなった。

 恒大が7月に発表した昨年末時点の負債総額は2兆4374億元(約48兆円)に上り、債務超過となっていた。地元の中国広東省政府などの支援を受けており、今年3月に外貨建て債務の再編計画を発表。ただ合意した債権者が一部に限られており、交渉を進めていた。

 SNSでは「中国恒大集団どうなる?住宅設備会社の株が気になる。買ってしまおうか?」「アメリカの景気よくて金利高警戒、ジャクソンホール会議前とかくらいなら意識にあったけど、最近下がってたのはこれかい?」「中国恒大集団はまあそうなるよな」「債務総額48兆円てすっごいな」「世界の金融市場にも波及するらしいよ!凄いことになってるね」「少し早かったけど来ましたね~」などの声が上がっている。

 ▽中国恒大集団 中国広東省で1996年に許家印氏が創業した不動産開発大手。中国各地で事業展開し、米経済誌フォーチュンによる世界企業500社の売上高番付で一時上位に入ったが、2021年に経営危機が表面化。今年7月に公表した21年12月期、22年12月期連結決算の純損失合計は約5819億元(約11兆6千億円)。22年末時点の負債総額は2兆4374億元に上り、債務超過に陥っていた。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/08/18/kiji/20230818s00042000209000c.html?amp=1