外国人労働者の増加は必至、今後の「受け入れ」をどう考える?

ある日、知り合いの外国人から1枚のチラシを見せられた。 アパートの入居者募集に関するチラシで「水商売、ペット、外国人お断り」と書いてある。知り合いは、私に対して「外国人は日本で部屋が借りづらい。こんなチラシまで作るなんて、不動産会社は外国人をなんだと思っているんだ」と不満をぶつけてきた。

実際、外国人が日本で部屋を借りるのが難しいことは確かだろう。政府が行った調査(外国人住民調査報告書、2016年度)によると、過去5年間に日本で住む家を探した経験がある外国人2044人のうち、「外国人であることを理由に入居を断られた」という人は39.3%に上った。

また、「日本人の保証人がいないことを理由に入居を断られた」経験がある人は41.2%、「『外国人お断り』と書かれた物件を見たので、あきらめた」という人は26.8%という結果だった。

賃貸業界の慣習として、入居申込みを断る場合の理由を明らかにしないことも多いため、外国人であることを理由に入居を拒否した実数はさらに大きい可能性もある。

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