https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20230709/6010018049.html

由利本荘市で狩猟の疑似体験できる催し 担い手の確保目指して

クマやイノシシなどによる人や農産物への被害が相次ぐ中、狩猟の魅力を紹介し、担い手確保につなげようという催しが秋田県由利本荘市で開かれました。

県と県猟友会が由利本荘市にある県立総合射撃場で開いた催しには、県内各地からおよそ100人が参加し、6つに分かれたブースで狩猟や射撃に理解を深めました。

このうち、光線を発射して的を狙う「ビームライフル」の体験ブースでは、参加者たちが構え方や腕の角度について担当者から説明を受けたあと、実際に射撃に挑戦していました。

また、狩猟を室内で疑似体験できる「シューティングシミュレーター」のブースでは、画面の中を端から端へ飛んでいくかもを狙って撃ち、動く標的に狙いを定めることの難しさを体験していました。

このほか、狩猟免許の取得のための相談スペースもあり、参加者たちは担当者に免許の種類や申請のしかたなどについて尋ねていました。

北秋田市から来た9歳の男子小学生は「ビームライフルに挑戦しました。的を狙った状態で少し時間をおいて打つと、いい点数がでました。難しかったですが、楽しかったです」と話していました。

秋田市から来た22歳の女性は「マタギに興味があったので参加しました。実際にいろいろな体験ができ、イメージがしやすかったです」と話していました。