26日夜、北海道函館市の路上で、60代のタクシー運転手の男性の顔を殴り、けがをさせたとして、69歳の男が逮捕されました。

 傷害の疑いで逮捕されたのは、函館市五稜郭町に住む69歳の自称・無職の男です。
 この男は26日午後10時半すぎ、自宅前の路上で、60代のタクシー運転手の男性に対し、模造刀を持ちながら顔を殴り、下唇を切るなどのけがをさせた疑いが持たれています。
 警察によりますと、乗客だった男は、クレジットカードで料金を支払おうとしました。
 しかし、カードを差し込んでも機械が読み取らなかったため、一旦、自宅に戻り、他のカードも試しました。


それでもダメで、運転手に「このままだと無賃乗車になります」と言われると、模造刀を持ち出すなどし、犯行に及んだとみられています。
 運転手から連絡を受けた配車係が「所属のタクシー運転手の乗客が刀を持って暴れている。運転手は車内で避難している」と通報し、駆け付けた警察官がその場で男を逮捕しました。
 69歳の自称・無職の男は酒を飲んでいて、取り調べに対しては「刀を示して脅し、相手を殴ってけがをさせたことに間違いありません」などと話し、容疑を認めているということです。
 警察は、男が酔って暗証番号を打ち間違えていた可能性を含め、引き続き経緯などを詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7839fe0706fc264997888e46db85629cc92ba6b6