ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏が乗ったとみられるジェット機が墜落した事件で、軍に近いとされるロシアのSNSは26日、
プリゴジン氏がプーチン大統領との最後の対面後、激怒していたと伝えた。一方、ロシアメディアはジェット機が離陸前、
修理で不審な部品を使ったと伝えており、爆破されたとの見方を強めている。

ワグネルは6月23日に反乱を起こし、翌24日に中止を決めた。プーチン氏は5日後の29日、プリゴジン氏のほかワグネル司令官ら35人を
大統領府のあるモスクワ中心部のクレムリンに招待していた。公になっている2人の最後の対面だ。

SNSによると、プリゴジン氏は、拠点とするサンクトペテルブルクからモスクワへのフライトでは、音楽を聴き、乗務員に冗談を言うなど上機嫌だった。
ところが会談後の帰りの便では、1時間の飛行中、ずっと激怒して他の幹部を叱っていたという。
https://www.asahi.com/articles/ASR8W4GF4R8WUHBI007.html