こういう記事は夏前に出せよ。。。


「2時間おきに日焼け止めを塗り直しましょう」→メイクの上にどうやって!? 化粧品開発者の回答は(まいどなニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1d7e7d1095d39685451bbf14470c3ab144c6a07

「『2時間おきに塗り直しましょう』って当たり前のように言わないで!メイクの上からどうやって日焼け止め塗り直すのよ!」

という「本当に思ってました!どうやって塗り直すんですか?」と聞きたくなってしまうようなポストがX(ツイッター)に投稿されて反響を呼んでいます。日焼けはシミやシワの大敵。ほぼ1年中、日焼け止めの使用が推奨されている昨今、日焼け止めは塗ってるけど…塗り直せない!という方が多いのでは。

ポストした現役の化粧品開発者で、SNSでコスメに関する発信をおこなう「みついだいすけ(@gni_dream)」さんにお話を聞きました。

──日焼け止めの説明書によく書いてある「2時間おきに塗り直しましょう」は、どうやって塗り直すことを想定しているのでしょうか。

メーカーさんは(メイクの上から)塗り直す方法までは教えてくれません。たとえば、普通にメイクの上から日焼け止めを塗ろうとしてもメイクがくずれてしまいますし、メイクを全部落としてから塗り直すことは外出先で簡単にできることではありません。

──それなのに塗り直せと言われても…。

日常生活で使用する方も汗を大量にかく場面で使用する方も全部ひっくるめて「日焼け止めを塗っていたのにも関わらず焼けしてしまった人」を少しでも減らすことが真意ではないかと推測しています。

──2時間おきに塗り直す必要はないということですか?

乱暴に言ってしまうと、「塗り直すタイミングは人それぞれなので、2時間おきに塗り重ねておけばどんな状況下でも焼けなくて済むよね」ってことだと私は捉えています。塗る頻度さえ上げておけばどんなシチュエーションであれ焼けることはないですからね。

──どうしたらいいのかわからなくなります。

そうですよね。塗り直しの大切さだけ教えつづけられてきたユーザーさんは、さぞ困惑しているんじゃないかと思いました。実はほとんどの方にとって2〜3時間おきに塗り直しつづける必要はないと思います。そもそも時間で区切るのは大間違いで、汗をかいたり、何かに触れてこすれてしまったタイミングでこそ塗り直す必要があると私は考えます。それこそ、汗をかくシチュエーションでは、2時間おきの塗り直しでは足りないことすらあるくらいです。

汗をかかない場面では、一日一回塗り直せば十分だと思います。日中に外出しないのであればそもそも塗り直す必要はそこまでありません。

──塗り直し方法に対する、みついさんの解決策は?

スプレータイプの日焼け止めであれば、メイクを崩さずに塗布できると考えました。一般的にスプレータイプの日焼け止めは製品のパッケージに「顔に直接吹きかけないでください」と明記されてるのですが、これは噴霧中の吸い込みさえ気をつけていればいい話で、息を止めてスプレーすれば問題はないと考えました。もちろんリスクはゼロではありませんが、髪用の日焼け止めスプレーが直接吹きかけることがOKとされていることを鑑みると、吸い込むリスクはさほど変わらないのではないかと思います。

──スプレーしたあとは、その場からダッシュで離れてってコメントされていました(笑)。日焼け止めを塗ったあと、ティッシュでおさえると成分が吸われて効果が激減してしまうことも投稿されていました。ほかに日焼け止めに関することで知っておいた方が良いことはありますか?

夏の日焼け止めの選び方は、いつもと違う基準で選ぶようにしていただきたいです。繰り返しになりますが日焼け止めの効果が最も落ちるのは、汗をかいたり水に触れる場面だからです。なので夏に使う日焼け止めは、汗に強いオイルベースの製品を推奨します。ジェルタイプや乳液タイプではなく、シャカシャカ振って使用する製品を選ぶとオイルベースの可能性が高いです。ハンカチやタオルで汗を拭ったときは、日焼け止めの膜が落ちやすいので塗り直すなど注意が必要です。その他の季節は、好みの使い心地や肌に合うものを選んでいただければいいと思います。