「飛ぶの、飛ばないの、どっち」。相模原市の山間部にかかった橋の欄干に女子中学生を立たせ、まくし立てた-。
昨年9月、交流サイト(SNS)で知り合った女子中学生を連れ回し自殺を手助けしたなどとして、自殺幇助(ほうじょ)などの罪に問われた野崎祐也被告の4日の初公判では、「死にたい」とほのめかしていた中学生をわいせつ目的で自宅にいったん連れ込み、発覚を恐れて「自殺の名所」に連れ出した経緯の詳細が検察側の冒頭陳述などで明らかにされた。