東京音楽大に爆破予告のファクスを送ったとして男2人が逮捕された事件で、警視庁捜査1課は29日、他人のクレジットカード情報を悪用して買い物したとして、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、埼玉県草加市新栄、無職、大熊翔被告(26)=威力業務妨害罪で起訴=と東京都小金井市中町、東京農工大大学院生、佐藤直被告(22)=同=を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。

警視庁は2人が全国の大学などに爆破や殺害を予告するファクス延べ30万件超を送ったとみている。インターネットファクスサービスの支払いにも不正入手した他人名義のクレジットカード情報が使われており、捜査を進めている。

再逮捕容疑は5月16日、不正に入手した他人のクレジットカード情報を使って通販サイトで記憶装置「SSD」1台(約2万3千円相当)を購入したとしている。

2人はネット上の掲示板で特定の弁護士を攻撃する人の集団とされる「恒心教」に共鳴していた。
https://www.sankei.com/article/20230829-XFCXJIJ22JJB7JHEFZ7FBYXG7E/