和歌山県は、白浜町の飲食店が提供した弁当を食べた10代から80代の男女32人が食中毒の症状を訴え、80代の男性が死亡したと発表しました。

 和歌山県によりますと、食中毒が発生したのは、白浜町にある飲食店が8月19日と20日に提供した弁当で、これまでに弁当を食べた51人のうち、13歳から86歳の32人が、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えているということです。

 うち7人からサルモネラ属菌が検出されていて、県はこの飲食店が提供した弁当が原因と断定しました。

 このうち、80代の男性は、20日に弁当を自宅で食べ、2日後の22日に下痢などの症状を発症し救急搬送されました。治療が続いていましたが、26日に死亡したということです。ほかの31人は快方に向かっているということです。

 和歌山県は29日付で、この飲食店を3日間の営業停止としましたが、さらに9月7日まで営業停止を延長しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/936975b784f9936346964999304c1b6141c088d9