“ドラゴンボール3兆円利権”をめぐり集英社の敏腕編集者が部下2人と電撃独立! 新会社の名前は「カプセルコーポレーション・トーキョー」 鳥山明氏(68)は取材に対し……

 集英社で人気漫画作品「ドラゴンボール」の担当者を長年務めた敏腕編集者が8月末で同社を退社し、自ら立ち上げた会社で同作に関わるビジネスを行う意向であることが「週刊文春」の取材でわかった。
「カプセルコーポレーション・トーキョー」が展開するビジネスとは…
 8月末で同社を退社する敏腕編集者は伊能昭夫(いよく・あきお)氏。月刊漫画誌「Vジャンプ」「最強ジャンプ」の編集長を歴任。「Vジャンプ」のYouTubeチャンネルでは「キング・イヨク」と呼ばれ、読者にお馴染みの存在だ。
2016年から2022年まで初の単独作品部署「ドラゴンボール室」の初代室長に就任し、“鳥山明ともっとも親しい社員”として権勢をふるってきた。
今年5月、伊能氏は自身を代表取締役とする会社を設立する。その名も「カプセルコーポレーション・トーキョー」。カプセルコーポレーションとは、ドラゴンボールファンならば誰もが知る、主要登場人物・ブルマの父、ブリーフ博士が社長を務める会社の名前である。
そんなドラゴンボール愛溢れる名称を自らの会社に冠した伊能氏は、水面下で密かに独立の準備を進め、今年8月末で集英社を退社することとなったのだ。
彼はドラゴンボール室時代の部下を2人引き抜いていくつもりなのです。1人は『ドラゴンボール室室長代理』の女性社員Xさん、もう1人は『ドラゴンボール室副室長』の男性社員Yさんです。2人は伊能氏に心酔しています」(集英社の現役社員)
伊能氏らは一体どんなビジネスを展開するつもりなのか。別の集英社の現役社員が明かす。
「『ドラゴンボール』の漫画の版権は集英社に残り、ゲームや映像関係の業務がカプセル社に移るようだ、と言われています。とはいえ、
集英社としてもこんなビッグコンテンツから絶対に手を引くわけにはいかない。お互いにどこまで関わるのか現在も交渉が続いているようです」
当の伊能氏に取材を申し込んだが、「特にお話しできることはないんで」と話すのみだった。
では、「ドラゴンボール」の作者・鳥山明氏は何と答えるか。自宅前で、車から降りてきた鳥山氏に記者が「鳥山先生!」と声をかけると、「はい!」という快活な返事。巨匠とは思えぬ気さくさで取材に対応してくれた。

https://bunshun.jp/articles/-/65417

https://dragon-ball-official.com/special/sdcc2021/images/panel/img_guest_02.png