奥山)表向き「ロシアは強い」と言われています。ウクライナの反攻も受けとめていて、ドンバス北部の方では、逆にロシアが攻め込んでいるという状況もあります。

「ロシア連邦は崩壊に向かっている」と言う専門家が少なくない
奥山)ワグネルの乱がありましたが、実態としては、ロシアの基盤が揺れているのではないかと。ワグネルの乱でプーチン政権の弱さが垣間見えてきた。もしかすると、「逆にロシアは崩壊に向かっているのではないか」と言う人がかなりいるのです。

飯田)ロシアは崩壊に向かっているのではないかと。

奥山)青山学院大学の名誉教授である菊池先生も同じようなことを言っています。ロシアはいま、連邦状態ではないですか。

飯田)ロシア連邦が正式名称ですね。

奥山)ロシア連邦のなかには、独自の民族もいて、国としての機能も議会もあり、首長さんもいるという状況の国が21あります。ロシア側は「23だ」と言っているのですが、ウクライナ側に違法でつくった……。

飯田)ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国という名前の。

奥山)そうです。勝手につくった国があります。その前に存在したものとしては、だいたい21ぐらいある。チェチェン共和国の話などはよく聞きますが、我々が知らないところもあります。ブリヤート共和国やカレリア共和国など。

https://news.1242.com/article/455169