迷惑電話の殺到問題、中国メディア「日本は同情買おうとしている」

8/31(木) 20:40配信

【北京=吉永亜希子】東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を巡り、
中国からとみられる迷惑電話が日本国内に相次いでいる問題で、中国外務省が「日本に責任がある」などと論点をすり替える主張を続けている。
報道官の発言が国内世論に誤解を広げ、一連の迷惑電話につながった側面がある。


同省の汪文斌(ワンウェンビン)副報道局長は8月28日以降の記者会見で
「日本が無責任な汚染水の放出を改めるべきだ」と繰り返し、迷惑電話などが殺到している事実を「把握していない」と言い張っている。
官製メディアも「日本は(迷惑行為の)被害者として同情を買おうとしている」と主張し、日本政府の批判を続けている。

同省には、安全保障問題などで溝を深める日本をゆさぶる外交カードとして処理水放出を利用したい思惑がある。
北京の外交筋は「振り上げた拳をうまく下ろせずにいるのだろう」と指摘している。


https://news.yahoo.co.jp/articles/750d1c1fef19f9c5e69e1068bc67f42f1a663682