きらやか銀行・じもとHDに公的資金投入方針 金融庁が固める
09月01日 11時00分

金融庁は、山形市に本店がある「きらやか銀行」と親会社で宮城県と山形県が地盤の「じもとホールディングス」に対し、公的資金を投入する方針を固めました。
地方銀行への公的資金の投入は9年ぶりとなります。

「きらやか銀行」と「じもとホールディングス」は、財務基盤を強化して地域の中小企業を支援するため金融機能強化法に基づき、あわせて180億円の公的資金の投入を求めて金融庁に申請していました。
これを受けて金融庁は新型コロナの影響を受けた中小企業への支援を目的とした特例制度を活用し、「きらやか銀行」と「じもとホールディングス」に対し、公的資金を投入する方針を固めました。
地方銀行への公的資金の投入は2014年の大分県の豊和銀行以来となります。
きらやか銀行は、これまで、リーマンショック後の2009年に200億円、2012年にも100億円の公的資金の投入を受けていて、このうち200億円の返済期限が1年後に迫っていました。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20230901/6000024790.html