たむろする会社員ら10人、コンビニに…もめた男性に暴行、意識不明に 会社員2人を逮捕「納得いかない」

昨年8月、川口市内のコンビニエンスストアの駐車場で暴行を加えられた男性が重傷を負った事件で、川口署は31日、傷害の疑いで会社員の男(23)=草加市新里町=を、犯人隠避の疑いで会社員の男(23)=川口市青木1丁目=をそれぞれ逮捕した。
草加の男の逮捕容疑は、昨年8月6日午後10時3分ごろ、川口市南前川2丁目のコンビニ店駐車場で男性=当時(54)、川口市=の顔面に足蹴りをし、傷害を負わせた疑い。川口の男の逮捕容疑は草加の男の逮捕を免れさせる目的で同日午後10時7分ごろ、駐車場から自身が運転する車両に乗せ、いずれかの場所へ運んだ疑い。草加の男は「知らない」、川口の男も「納得はいかない」と、いずれも容疑を否認しているという。

同署によると、事件発生時、駐車場には10代後半から20代前半とみられる男性約10人がたむろしていて、被害男性と何らかのトラブルになり、草加の男が暴行したという。顔を蹴られた男性は地面に倒れ、急性硬膜下血腫などで全治3カ月の重傷を負った。搬送時に意識はなかったが現在は退院しているという。トラブルの様子を目撃したコンビニ店の男性店員が110番。防犯カメラ映像の精査などから、2人の関与を特定した。
同署は犯行の動機になったとみられるトラブルの原因を詳しく調べる。

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