汚職などの罪で収監されたタイのタクシン元首相が、国王から恩赦を与えられ禁錮8年だったところを1年に減刑されたことがわかりました。

【映像】支援者らに手を振るタクシン元首相

 8月に逃亡先の海外から15年ぶりに帰国したタクシン元首相(74)は、最高裁判所から汚職などの罪で禁錮8年を言い渡され刑務所に収監された後、ワチラロンコン国王へ恩赦を求めていました。

 1日に発表されたタイの官報によりますと、タクシン氏は国王から恩赦を与えられ、禁錮1年に減刑されたということです。恩赦の理由には、タクシン氏が首相として王室へ忠誠を尽くしてきたことや高齢で健康問題を抱えていることなどが挙げられています。タクシン氏は収監後に体調不良を訴えて病院へ移されていました。

 タクシン氏の帰国当日にタクシン派の「タイ貢献党」からセター氏が新首相に選出されていて、恩赦を期待して帰国した可能性が指摘されていました。(ANNニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/36d4fe4d5a11c8880140ec2ea274573d222dbca4