「『あの辺に立つといいよ』とそそのかして…」立ちんぼになる若い女性を急増させている“売り掛け制度”とは

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/24865423/

新宿区歌舞伎町にある「大久保公園」には、この猛暑のなか、朝から晩まで“立っている”若年層の女性が増加傾向にある。公園で援助交際をする隠語「交縁女子」もSNS界隈で流行っているが、なぜ、このような状況になったのか。

「もともと隣接する病院の一帯は、古くから女性が体を売るスポットとして有名で、そこに夏休みは家出少女や、全国の中高生が紛れ込んで……というのは今までもあった話なのですが」

また、高木氏はホストやメンズコンカフェにハマる未成年が増えることも、要因のひとつだと分析する。

「ホスト業界はここ5年くらいバブル状態で、メンコンは低年齢層の未成年も相手にしている。一番の問題は、『売り掛け』と呼ばれる後払いシステム。本来は返済能力がある人にだけ許される制度ですが、ホストやメンコンはこれを転用し、返すあてもない未成年に強引に迫り、借金をさせるようになった。それで『あの辺に立つといいよ』と、手っ取り早い街娼になることをそそのかした事例もあります。売り掛け制度にメスを入れない限り、この問題は解決しません」

構造的問題に向き合えるか。社会の姿勢が問われている。