「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療中に目が青色に変わった」という事例が複数件報告されています。
目が青色に変色した2件の事例では抗ウイルス薬「ファビピラビル(アビガン)」が使われていたほか、ファビピラビルの投与後に
爪や髪の毛が蛍光を示した事例も報告されていますが、体の一部が変色する詳細な原因は明らかになっていません。

「ファビピラビル投与後に目が青く変色した最初の事例」として報告されているのが、2021年12月にインドで発生した事例です。
目が青く変色したのは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した20歳の男性で、男性はSARS-CoV-2陽性と
診断された後に「ビタミンC」「亜鉛」「ビタミンA」「ビタミンD」「イベルメクチン」を2日間投与されたものの、症状が改善
しなかったとのこと。そこで、ファビピラビルの投与に切り替えた結果、ファビピラビル投与開始から2日目に目が青色に変色しました。

目の検査を実施した結果、角膜が青く変色していることが確認されました。一方で、水晶体などに異常は確認されず、
皮膚や爪、口腔(こうくう)は変色していませんでした。医師は目の変色の原因がファビピラビルの投与にある可能性を
考慮してファビピラビルの投与を中止。男性の目の色は投与中止後に元に戻りました。
https://gigazine.net/news/20230905-eye-color-turn-blue-covid-19-favipiravir/

https://i.gzn.jp/img/2023/09/05/eye-color-turn-blue-covid-19-favipiravir/00.jpg