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ふ〜っ。それにしても暑い。湿気の多い名古屋の夏はジメジメ。じっとしていても汗が噴き出してくる。こんな日は「きしころ」に限る。えっ、「きしころ」って何かわからないって?「きしめんの“ころ”」の 略称である。なに?「ころ」が何なのか分からない?



「ころ」は、よく「冷やかけ」や「冷やしぶっかけ」などの冷たい麺にたとえられるが、実は正しくない。中には、常温で提供する店もあるのだ。だから、「ころ」とは、しいていうなら「温かくない麺」ということになる。



その語源については、冷たくても香りの立った、濃いめのつゆを使うことから「香露(こうろ)」が訛ったものといわれるが、定かではない。東区泉にある『みそ煮込みの角丸』の店主で東麺類組合会長の日比野宏紀さんによると、「石ころやさいころ、あんころ餅のように、小さいものや丸いものを指すときに使う“ころ”と同じ意味だと思います。麺はひと玉、ふた玉と数えますしね」とのこと。