ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)と日本イコモス国内委員会が9月7日、東京・神宮外苑の再開発に対して「遺産危機警告(ヘリテージアラート)」を出した。

パリに本部を置くイコモスは、世界の文化財保護に携わる国際NGOだ。ヘリテージアラートは危機的な状況に置かれた文化遺産に対する警告や、保存、解決策促進のために出される。

イコモスは今回のヘリテージアラートで「世界的に有名な公園である神宮外苑で3000本もの樹木が伐採され、市民との協議なしに高層ビルが建てられようとしている」として、事業者や東京都などに対して計画を見直すよう求めている。