豚熱で殺処分されたブタの血液が流出か 佐賀県唐津市(テレビ朝日系(ANN))
https://news.yahoo.co.jp/articles/73fb2dc3c0731fff47c369b04502a1957a1ec362

佐賀県は8日夜、2例目の豚熱の感染が確認されて約1万頭の処分が完了した唐津市の養豚場について、周辺でブタの血液が流出したとみられると発表しました。

佐賀県によりますと、8日午後4時過ぎ、養豚場がある唐津市肥前町切木の区長から「埋却地の下に血のようなものが流れている」と唐津市に通報がありました。

県が確認したところ、殺処分したブタを地中に埋めた場所から数十メートル離れたのり面で、血液とみられる液体が染み出しているのが分かったということです。

近くの川にも流れ込んでいて、県は応急的な対応としてオイルフェンスなどを設置しました。

県の畜産課によりますと、ブタは出血しやすく、殺処分の際に肺など内臓が損傷して口や鼻から血液が漏れた可能性などが考えられるということです。

豚熱に感染したブタの血液が流出していた場合、血をなめるなどした野生動物から感染が拡大する可能性もあり、県は国や専門家に意見を聞くなどして対応を急いでいます。