TBSの安住紳一郎アナウンサーが9日、同局系「情報7daysニュースキャスター」に出演し、
ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題の報道について「損得勘定」がはたらいた可能性を指摘した。

安住アナは性加害問題について時系列で説明。英BBCが今年3月18日にジャニー氏の性加害についてドキュメンタリーを放送したとし、「Nキャス」で報じたのは4月22日だったと伝えた。
1カ月以上のタイムラグがあり、打ち合わせで、レギュラーの脚本家・三谷幸喜氏から「今週、放送しないんですか?」と尋ねられたが、結果としてスルーした形になっていたことも明かした。

さらに、その時点では性加害について事実確認ができていなかったとした上で、ジャニーズ事務所に対する忖度(そんたく)の側面が「十分にあると思います」とした。

自身もインタビューなどでジャニーズ事務所側から「触れないでほしい」と言われたことを尋ねなかったと認めた。
「もしその約束を守らなければ、次からはこちらの依頼に応えてくれない、そういう損得勘定で仕事をしている部分はあります」と“良しあし”ではなく“損得”の計算が先行していたと告白した。