キーウ(CNN) ウクライナ軍が展開するロシアへの反転攻勢について、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は10日、戦闘の妨げとなる冬の到来までに残された期間は約6週間だと指摘した。

ミリー氏は英BBC放送とのインタビューで、あと約30~45日で気象条件は悪化し、泥と雨が戦場での機動性に影響を及ぼすようになると述べた。

ミリー氏は同時に、反攻作戦の成果を評価するバイデン米政権の立場に沿って、作戦は6月初めの開始以降「着実な進展」を遂げてきたと主張。「ウクライナはまだ戦いを終えていない」「終わり方を語るのは時期尚早だ」と強調した。

ウクライナ軍の反攻作戦は現在、一部でわずかな前進が報告されるにとどまっている。

ゼレンスキー・ウクライナ大統領は先週、進展の遅さについて質問を受け、ウクライナ軍は今も主導権を握っていると述べ、90分で終わる映画と同じだとは考えないでほしいと訴えた。

https://www.cnn.co.jp/world/35208922.html