産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」は、次期衆院選で「野党第1党」になってほしい政党を調査した。その結果、トップは日本維新の会で44.9%、3位が国民民主党12.1%、4位が現在野党第1党の立憲民主党8.7%だった。2位は「既存政党の中にはなく、まったく新しい政党」(26.6%)だった。

同社のウェブ上のアンケートモニターサイト「くらするーむ政治部!」の登録者を対象に9月8日午後~11日午前まで実施、全国の1504人(男性1017人、女性487人)から回答があった。

自身が投票するかどうかは別として、野党第1党になってほしい政党を1つと、その理由を選んでもらったところ、トップの維新を選んだ理由は「現政権と似た政策の党で競い合ってほしいから」(43.7%)、「将来的には政権をとってほしい政党だから」(19.4%)、「自分の考えと最も近い政党だから」(17.3%)と続いた。

国民を選んだ理由もほぼ同様だったが、立民は「将来的には政権をとってほしい政党だから」(25.2%)、「現政権を最も追及する党だから」(19.1%)、「現政権と全く違う政策の党だから」(18.3%)と続いた。維新、国民を選んだ人が現政権との「切磋琢磨型」を求めているのに対し、立民を選んだ人は現政権への「追及型」を望んでいる傾向が浮き彫りになった。

一方、男女別では、男性は全体の順位と同じだったが、女性は「まったく新しい政党」(36.6%)と維新(36.3%)がほぼ同率の1位、3位が立民(11.5%)で、男性よりも既存政党に魅力を感じていない傾向がうかがえた。「まったく新しい政党」については、自由記述の欄で、作家の百田尚樹氏らが立ち上げを計画している新党を挙げる人も目立った。

https://www.sankei.com/article/20230911-VZ7LJC6TOJCEBLTISQVA2HTNQE/