東北帝国大(現東北大)で日本初の女子大学生が誕生して110周年を迎えたことを記念したビールが現在、酒量販店「やまや」(仙台市)の各店で販売されている。(仙台経済新聞)

 1913(大正2)年8月、日本初の女子大学生となったのは黒田チカ、牧田らく、丹下ウメの3人。東北大によると、当時の日本では大学への女子の入学が認められておらず、文部省(当時)から本当に入学を許可するのかと問いただす文書が送られるなど、社会に大きな波紋を引き起こしたという。

 それから110周年を迎え、今回、東北大農学部卒業の鈴木成宗さんが社長を務める二軒茶屋餅角屋本店(三重県伊勢市)のクラフトビールブランド「伊勢角屋麦酒(ビール)」とコラボし、オリジナルラベル商品が完成した。

 同ブランドの銘柄「ヒメホワイト」は、鈴木さんが自ら伊勢市内で採取したという野生酵母「KADOYA-1」で仕込んだベルジャンホワイトエール。アルコール度数は5%で、「すっきりとした後味とユズの香りが女性の方から支持され続けている」(同社)という。ラベルには、「自分の信じる道を進む芯のある女性」をテーマに、東北大経済学部卒業のイラストレーター・凪(なぎ)さんが描き下ろしたイラストをあしらった。

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