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街に活気を…騎射場に屋台村建設へ 閉店したパチンコ店を活用、12月オープン目指す 鹿児島市

鹿児島市荒田2丁目の市電騎射場電停前の閉店したパチンコ店(214平方メートル)を活用した屋台村の建設が始まっている。近くで串カツ店を営む時任健二さん(55)が計画、12月のオープンを目指す。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた飲食業の後押しや、街の活性化を図る。

 近くに鹿児島大学があり多くの飲食店が並ぶ騎射場では、コロナ禍で人通りが減少し、一部の飲食店やパチンコ店が閉店した。時任さんは「電停前の街の入り口に明かりが減って、暗い感じがしていた」と話す。

 パチンコ店跡に多くの店が集まった屋台村をつくって街を盛り上げるとともに、コロナ禍で飲食店の起業や独立を断念した若者らを後押しする計画を思いついた。

 国の事業再構築補助金を活用。「キシャバノ横丁」と名付け店内に8店、120席を設ける予定だ。パチンコ店の建物はそのまま活用し、内装などをリニューアルする。時任さんは県内事業者や県在住者で起業を検討している人の出店を募っている。「将来の独立や事業展開への足がかりにもできる。騎射場を一緒に盛り上げたい」と話した。