インドの「ロシア配慮」に反発 G20サミット閉幕 露「成功」/ウクライナ「誇れるものはない」
【ニューデリー=森浩】20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は10日、インドの首都ニューデリーで2日間の日程を終え、閉幕した。9日公表の首脳宣言では、ウクライナ侵略を巡って直接的なロシア批判が避けられ、昨年の首脳宣言よりも批判のトーンが後退。宣言が出せない事態は回避されたが、ウクライナが内容に不快感を示すなど、波紋が広がっている。
首脳宣言を巡っては、議長国インドが全会一致が必要な首脳宣言の採択を目指し、ロシアに配慮する形で調整を進めた。
ロイター通信によると、サミットにプーチン露大統領に代わって出席したラブロフ外相は「今回のサミットは成功した」と評価した。一方、ウクライナ外務省報道官は首脳宣言について「G20が誇れるものは何もない」と不快感を示している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37449dd5aa629cf4553678535a389f30d1224778
「突然のインド主導G20首脳宣言に日本『ふざけるな』当惑」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c17df68140c199b7fbdfd04754d013901e54258