スイス機、乗客111人の荷物一つも載せず離陸 「職員不足」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
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 スイスのドイツ語紙ブリック(Blick)によると、乗客は荷物受取所のベルトコンベヤー前で2時間以上待ったものの、預けた荷物はついに出てこなかった。

 スイス・インターナショナル・エアラインズの広報はAFPに対し、同機に乗客111人は乗せたものの、預け荷物は積まずに離陸したと認め、「地上職員が不足していた」と釈明。
「1時間16分が経過しても状況が変わらなかったため、運航上の理由から荷物を搭載せずにビルバオに向けての離陸を決定した」と明かし、その理由として、ビルバオで同機に乗客を乗せて折り返し運航し、チューリヒ空港が閉まる前に到着する必要があったことを挙げた。

 ブリック紙は乗客の話として、パイロットがチューリヒでの離陸の遅れについては謝ったものの、荷物を載せていないことへの言及はなかったと伝えている。また、到着地にスイス・インターナショナル・エアラインズの
職員はおらず、2時間以上待たされた後に、イベリア航空(Iberia)の職員から預け荷物が積まれていなかったことを知らされたという。乗客の一人は同紙に対し、「休暇が台無しになった」と不満を漏らした。