テレビ新広島の取材(9日付「FNNプライムオンライン」記事)によれば、広島県の4つの高校の給食の入札(3年契約)では、他の事業者が1億7,640万円、5,899万円で入札していたところ、ホーユーは1800万円で入札・落札していたという。

 そんなホーユーだが、前出・時事通信報道によれば、2016年にベトナム人の技能実習生を不当解雇し、実習生は同社と監理団体に対し損害賠償を求めて訴訟を提起。20年に同社と監理団体は不要解雇の責任を認めて和解し、200万円の解決金を支払っていた。

「ホーユーのあり得ない安値受注の裏には、外国人実習生を不当に安値で働かせたり、従業員や納入業者への支払い遅延を起こしていたといった実態がある。常に資金が足りないので、それを補うために、またどこかから安値で受注するという自転車操業の負のスパイラルに陥っていたとみられ、破綻は時間の問題だった。要は典型的なブラック企業で、経営が杜撰だったという一言に尽きる」(前出・業界関係者)

https://biz-journal.jp/2023/09/post_359145.html