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戦没者の遺族でつくる「日本遺族会」の会議が12日、福井市内で開かれました。戦争を経験した世代の高齢化が進む中、戦後80年を迎える再来年度にかけて、「語り部」の活動を強化していくことなどを確認しました。
12日に開かれたのは、北陸と近畿、東海地方をエリアとする日本遺族会第3ブロックの会議で、12の府県などから約60人が参加しました。
会議の中で遺族会の担当者は、戦争経験を伝える「語り部」の活動について、戦後80年となる2025年度にかけて集中的に取り組むことを報告しました。
遺族会によりますと、これまで「語り部」の活動は地域単位で行われていましたが、戦争を実際に体験した世代の高齢化が課題となっていて、今後は組織的に取り組むことで活動の継続を図りたい考えです。
具体的には、実際に戦争を体験した世代の記憶を文字や映像に記録です。その上で、戦没者の孫などでつくる「青年部」の中から、次世代の新たな語り部を育成し、戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えていくとしています。
遺族会の会員は減少を続け、2019年時点で約57万世帯となっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/24fc4f6592e8b0e742381ccd546f87020034bca8