盗難のゴッホ作品発見 約3年半ぶり―オランダ
https://www.jiji.com/sp/article?k=2023091201055&g=int
オランダ紙テレグラフ(電子版)は12日、同国中部ラーレンの美術館から盗まれたゴッホ作品が約3年半ぶりに見つかったと報じた。事件後に窃盗犯は逮捕されたが、絵画の所在は不明だった。

盗まれたのは「春のヌエネンの牧師館の庭」(1884年)。AFP通信によると、市場価値は300万~600万ユーロ(約4億7000万~約9億4000万円)に上るという。

 テレグラフによると、発見に関わった美術探偵のアーサー・ブランド氏は、作品を所持しているという男性に先週末アムステルダムで会った。ただ、同氏は詳細を明かさなかった。
 事件は2020年3月に発生。新型コロナウイルス禍で臨時休館中だった美術館のガラス扉が割られ、絵が持ち出された。オランダ警察は21年4月、男を逮捕した。

(おわり)