EU加盟国は、国土内でのタヌキの繁殖拡大をできるだけ防ぐように求められ、それぞれ策を講じている。

ドイツは個体数調整のために(タヌキを)毎年3万頭屠殺しているし、ルクセンブルグでは、タヌキの狩猟が、3月1日から4月15日の休猟期間を除いて一年中可能である。

フランスでもタヌキは、害獣リストに名を連ねる。つまり、2004年3月24日法令によって、「一年中、国内どこででも、罠にかけて捕獲してよく、狩猟期間は、知事の許可を得て撃ち殺してかまわない」動物とみなさることになった。